モバイル5Gの通信料金は?アメリカ Verizon(ベライゾン)の料金プランを調べてみた

5g_eye_catch 雑記・その他

日本でも今年(2020年)から5Gの商用サービスが始まります。高速で低遅延な通信など魅力的な特徴がある一方で、(使っている周波数にもよりますが)回折しにくく、スマホで電波を拾い難いという特徴もあります。

特に最初に方は基地局の数も限られているので、なおさら5Gの恩恵には受け難いことが想定されます。この状態で料金に5G利用を組み込む場合、どんな料金プランになるのかが気になります。

これって日本に限らず5Gを導入する国には共通のことなので、先行して5Gの商用サービスを提供しているアメリカのVerizon(ベライゾン)の料金がどうなっているのかを調べてみました。日本語の記事も少しはヒットしたのですが、あまり突っ込んで書いているものがなかったので、実際に契約するくらいな気持ちになって少し詳しめに書いてみます。

Verizon Wirelessってどんなキャリア?

Verizonはアメリカの大手電気通信事業者です。モバイルでは加入者数第一位の企業で、2018年9月末での加入者数は約1億5397万人です(Wikiより)。立ち位置的には日本ではドコモに近いです。(通信方式的にはauですが)

ちなみにベライゾンはホームインターネット事業も手がけています。国土の広いアメリカでは家庭に光ファイバーをひくにも高いコストがかかるので、ホームインターネットを5Gで提供するFWA(Fixed Wireless Acceess)にも期待がされており、Verizonもサービスを提供していますが、この記事ではこれ以上は触れません。

5Gが利用できるプラン

VerizonはUnlimitedという通話/データ通信使い放題のプランを複数提供しており、モバイル5G通信はこのUnlimitedプランと、5G対応スマートフォンを利用することで利用可能になります。

基本料金

2020年1月現在提供されているUnlimitedプランは下記の4つです。Verizonでも家族割のようなものがあり、利用人数次第でかなりの割引が受けられます。下の箇条書きのうち、安い方の料金は5人で利用した場合のもの、高い方の料金は1人で利用した場合のものです。

  • Start Unlimited (30ドル〜70ドル)
  • Play More Unlimited (40ドル〜80ドル)
  • Do More Unlimited (40ドル〜80ドル)
  • Get More Unlimited (50ドル〜90ドル)
Verizon HPより引用

5Gを利用した場合の料金

Start Unlimitedプラン

Start Unlimitedプランの場合、5G利用はオプション扱いとなります。追加するには月額10ドルを余分に支払う必要があります。

Play More Unlimitedプラン / Do More Unlimited / Get More Unlimited

Start Unlimited以外のUnlimitedプランの場合、5G利用はデフォルトでついてきます(2020年1月現在)。ただしこれはあくまでも期間限定で無料になっているだけです。FAQページには下記のような記載があります。

(意訳) 期間限定でプランに含まれています。5G Ultra Widebandは5G対応デバイスを5Gのエリア内で利用する必要があります。5G利用に伴う月額10ドルの費用は請求書に記載されます。ダウンロードには5G Ultra Widebandを利用します。アップロードには最初は4G LTEを利用しますが、4G LTE data planの利用分としてカウントされることはありません

https://www.verizonwireless.com/support/do-more-unlimited-faqs/

5G通信で使えるギガ

若者っぽく書いてみました。料金は分かりましたが、実際にはどれくらいの容量の通信が許容されているのでしょうか? 結論からいうと文字通り無制限となります。

Verizon HPより引用

5Gネットワーク内に接続している限り、データ通信は無制限で利用可能です。

またモバイルホットスポット(いわゆるテザリング)も無制限に利用が可能です。Unlimitedプランでは4G LTEのエリアではテザリング利用制限があり、一番高いGet More Unlimitedプランでも30GBまで利用できません。5Gではこの制限が緩和されます。

さらに4K動画のストリーミングも無制限となりますが、これってデータ通信が無制限である以上は自明な気がするんですが、どうなんでしょうか・・・?

通信制限とかないの?

4G LTEエリアの通信の場合ですと、データ通信は無制限ですが、ネットワークが混雑した場合には優先度を下げられるという記載があります。

まずStarter Unlimitedは問答無用で優先度を下げられます。それ以外のUnlimitedプランではプレミアムデータという利用枠が用意されており、その範囲内であれば優先度を下げられることはありません。例えばDo mode Unlimitedでは50GB用意されています。FAQの記載を信じるのであればそんなに速度は低下しないそうですが、実際はどうなんでしょうかね。

(意訳) 50GB使っちゃったらどうなるの?

請求サイクルの中で50GBのデータを使ってしまっても、ほとんどの場合はそれまでと同様の素晴らしい体験をご継続頂けます。

ただし通信が混雑している基地局に接続している場合、あなたのダウンロードは一時的に他のVerizonのお客様よりも優先度が下げられる可能性があります。結果として、他のお客様と比較したダウンロード速度が低下する可能性がございます。

https://www.verizonwireless.com/support/do-more-unlimited-faqs/#after-25

こんな事情があるので、4G LTE通信の場合に動画ストリーミングを通信量としてはカウントしないオプションがあり、「480p/720pの動画が見放題!」っていうウリがあります。

5Gには(見た限り)優先度の記載はないので、データ通信が無制限だったら4Kストリーミングも無制限な気もしますが、ひょっとしたらどこかで通信制限がかかるんでしょうか??

おわりに

この記事ではアメリカのVerizonが提供するモバイル5Gサービスの料金プランについてまとめました。

  • Unlimitedプランの一番安いプラン(Starter Unlimited)の場合は追加月額10ドルで利用可能
  • Starter Unlimited以外のUnlimitedプランを利用すれば期間限定で無料で5Gの利用が可能
  • 5G通信ではデータ通信、テザリング、4K動画ストリーミングが使い放題

5Gは利用周波数次第では現在の4G LTEよりも電波を掴みにくいことが想定されます。またサービス開始当初は基地局の数も限られるため、5Gの恩恵を受ける機会は限定的になると考えられます。ドコモやソフトバンクでのサービス開始時も、Verizonのように「期間限定無料」とかにしてくれたらいいなぁと思います。

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