概要
OnePlus 7Tはコストパフォーマンスに優れたAndroidスマートフォンです。
SoCは現行最高性能のQualcomm Snapdragon 855 Plusを搭載しており、メモリも8GBと潤沢です。OSも軽さを重視してカスタマイズされたAndroidベースのOxygen OSを搭載しており、サクサク動作を追求する人や、ゲーマーにもオススメできます。
良い点
- 非常に高い性能
- 滑らかに動作するリフレッシュレート90Hzのディスプレイ
- 高速充電(30分で70%まで充電可能)

イマイチな点
- ワイヤレス充電非対応
- microSD非対応
- カメラが出っ張っている

スペック
仕様表
ディスプレイ | 6.55インチ AMOLEDディスプレイ (2400x1080, 90Hz , HDR10/HDR+対応) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 855 Plus |
メモリ | 8 GB |
ストレージ | 128 GB / 256 GB ( UFS 3.0対応 ) |
microSD | 非対応 |
バッテリー | 3800mAh ( 高速充電Warp Charge 30T対応 / ワイヤレス充電非対応 ) |
カメラ | 背面カメラ 48MP+12MP+16MP 前面カメラ 16MP (水滴型ノッチ) |
サイズ | 高さ : 160.9mm 幅 : 74.4mm 厚み : 8.1mm |
重量 | 190 g |
OS | Oxygen OS 10 (Android 10ベース) |
その他 | 画面下指紋センサーに対応 ヘッドフォンジャック非対応 IP規格(防塵・防水)は未取得(価格を安くするため) |
ベンチマーク
- AnTuTu(v7) : 391545
- AnTuTu(v8) : 485585
- GeekBench(v4.4) : 11394
- GeekBench(v5.1) : 2858
発売日/価格
OnePlus 7Tは2019年10月に発売しています。価格は主にストレージサイズ毎に異なっており、Amazon.comでの価格は下記の通りです。
- 128GB/8GB RAM --- 522.90ドル
- 256GB/8GB RAM --- 569.88ドル
対応バンド
対応表
2G | GSM 850 / 900 / 1800 / 1900 CDMA 800 / 1900 |
3G | HSDPA 800 / 850 / 900 / 1700(AWS) / 1800 / 1900 / 2100 |
4G | EU版 LTE band 1(2100), 2(1900), 3(1800), 4(1700/2100), 5(850), 7(2600), 8(900), 12(700), 13(700), 17(700), 18(800), 19(800), 20(800), 25(1900), 26(850), 28(700), 29(700), 32(1500), 34(2000), 38(2600), 39(1900), 40(2300), 41(2500), 66(1700/2100) - EU NA版 LTE band 1(2100), 2(1900), 3(1800), 4(1700/2100), 5(850), 7(2600), 8(900), 12(700), 13(700), 17(700), 18(800), 19(800), 20(800), 25(1900), 26(850), 28(700), 29(700), 30(2300), 34(2000), 38(2600), 39(1900), 41(2500), 46(5200), 48, 66(1700/2100), 71(600) CN & IN版 LTE band 1(2100), 2(1900), 3(1800), 4(1700/2100), 5(850), 7(2600), 8(900), 12(700), 13(700), 17(700), 18(800), 19(800), 20(800), 26(850), 28(700), 29(700), 34(2000), 38(2600), 39(1900), 40(2300), 41(2500) |
ドコモ
ドコモのネットワークを利用する場合は、下記のバンドに対応しているか否かを確認する必要があります。非対応の項目がありますが、海外市場で販売しているスマートフォンとしては一般的で、通常利用で困ることは殆どないでしょう。
- バンド1 (2.1GHz) ------------------------ 対応
- バンド3 (1.8GHz) ------------------------ 対応
- バンド19 (800MHz) --------------------- 対応
- バンド21 (1.5GHz) ----------------------- 非対応
- バンド28 (700MHz) ---------------------- 対応
- バンド 42 (3.5GHz) ----------------------- 非対応
ドコモのネットワークにはほぼ対応しています。プラチナバンドと呼ばれるバンド19(900MHz帯)にも対応しており、電波の繋ぎやすさとしては問題ないと思われます。
しかしバンド21(1.5GHz帯)には非対応です。この周波数は地方都市での通信のためにドコモが整備している帯域で、殆どの海外製端末では非対応ですので仕方ありません。筆者もバンド21非対応のスマホを使っていますが、普段使いで困ることは全くありません。しかし地方都市によく行く方は避けた方がよいかもしれません。
またバンド42(3.5GHz)にも非対応です。ドコモではPremium 4Gと呼ばれる帯域で、高速通信に利用されます。格安SIM/MVNOでの運用をする場合は無視してもよいでしょう。またMNOのドコモ回線で用いるとしても恩恵を受けるケースはそれほど多くないでしょう。
au
auのネットワークを利用する場合は、下記のバンドに対応しているか否かを確認する必要があります。主要なバンドには対応していますが、auの場合はバンド自体は対応していても正常に接続できないケースもあるようなので、購入の場合には細心の注意が必要です。
- バンド1 (2.1GHz) ------------------------ 対応
- バンド11 (1.5GHz) ------------------------ 非対応
- バンド18 (800MHz) --------------------- 対応
- バンド26 (800MHz) ----------------------- 非対応
- バンド28 (700MHz) ---------------------- 対応
- バンド41 (2.5GHz) ------------------------- 対応
- バンド 42 (3.5GHz) ----------------------- 非対応
電波を拾いやすいバンド18(800MHz帯)/バンド28(700MHz帯)にも対応しており、電波の繋ぎやすさとしては問題ないと思われます。バンド1とバンド18で実人口カバー率が99%に達するので殆ど問題はありません。
しかしバンド11(1.5GHz帯)には非対応です。しかしauはこの周波数を殆ど使っていないようなので、普段使いで困ることは全くありません。
バンド26(800MHz)も非対応ですが、同じ帯域のバンド18が対応していれば問題ありません。
またバンド42(3.5GHz)にも非対応です。ドコモと同じく高速通信のために整備中の周波数ですが、まだエリアが狭いため、殆ど恩恵を受けることはないと思われます。
ソフトバンク
ソフトバンクのネットワークを利用する場合は、下記のバンドに対応しているか否かを確認する必要があります。非対応の項目がありますが、海外市場で販売しているスマートフォンとしては一般的で、通常利用で困ることは殆どないでしょう。
- バンド1 (2.1GHz) ------------------------ 対応
- バンド3 (1.7GHz) ------------------------ 対応
- バンド8 (900MHz) --------------------- 対応
- バンド11 (1.5GHz) ------------------------ 非対応
- バンド28 (700MHz) ---------------------- 対応
- バンド41 (2.5GHz) ------------------------- 対応
- バンド 42 (3.5GHz) ----------------------- 非対応
ソフトバンクの主要ネットワークには対応しています。プラチナバンドと呼ばれるバンド8(900MHz帯)にも対応しており、電波の繋ぎやすさとしては問題ないと思われます。
しかしバンド11(1.5GHz帯)には非対応です。しかしソフトバンクはこの周波数を殆ど使っていないようなので、普段使いで困ることは全くありません。
またバンド42(3.5GHz)にも非対応です。ドコモと同じく高速通信のために整備中の周波数ですが、まだエリアが狭いため、殆ど恩恵を受けることはないと思われます。
特徴
非常に高いコストパフォーマンス
リーズナブルな価格ながら、現行最高性能のSoCであるQualcomm Snapdragon 855 Plusを搭載しており、メモリも8GBと潤沢に搭載しています。またストレージも新しい規格であるUFS 3.0に対応しており、ストレージにアクセスするような利用シーンでも高速に動作することが期待できます。
ゲーム用に最適化されたスマートフォンと比較すると見劣りはしますが、その分を補って余りあるほど安く、見た目も普通のスマートフォンでゴツゴツしていないため、ゲーマーであっても有力な選択肢となるといえるでしょう。
高品質なAMOLEDディスプレイ
解像度比率20:9の縦長ディスプレイは水滴型ノッチの小ささと合わさって非常に大きな画面占有率を誇ります。リフレッシュレートは90Hzで、普段使いでもヌルヌル気持ちの良い体験が可能です。またHDR10/HDR+に対応しており、Netflix、YouTube、Amazon Prime VideoのHDR対応ビデオ視聴時に威力を発揮します。

高速充電に対応
独自の高速充電機能Warp Charge 30に対応しています。この機能は30分で最大70%までの充電を可能にします。下記の図は公式ページから引用したものです。Galaxy S10+と比較しても充電が非常に高速であることが伺えます。また仮にゲームをしながら充電したとしてもフルスピードでの充電ができるようです。

ワイドアングルのトリプルカメラ
背面には特徴的なデザインのウルトラワイドアングルのトリプルカメラを搭載。うち一つは117度の広角カメラであり、非常に広い視野を誇ります。またポートレート撮影にも対応しており、洒落た写真の撮影も可能です。

販売サイト
Amazon
アクセサリー
ケース
OnePlus 7Tの特徴の一つであるカメラですが、結構出っ張っているので気になる人もいるでしょう。日本のAmazonでもOnePlus 7T対応のケースは多数販売されているので、自分好みのものが見つかると思います。
レビュー動画
実際の外観などをもっと確認したい場合は、レビュー動画を色々見てみるのがよいです。
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